青の光と星

目に見えないけれど、確かにある世界を感じ始めた私の日々について。

傷は宝。

心の傷は

やはり、宝なのかもしれないと

そう思えてしまう。

 

『苦難はギフト』なんて

言われると

前は苛立っていた。

 

綺麗事なんて

いらない。

どうせ貴方には分からない。

そう思っていた。

 

だけど、そうかもしれない。

 

傷を持つ者同士は

時に

深く傷つけ合うけれど

傷つけ合うことで

分かり合えるような気がする

何かがある。

 

言葉を超えた何か。

どうしようもなく

愛おしいような、

懐かしい過去の痛みが

甦る。

 

誰かの傷を見て

自分の傷を知る。

 

閉じ込めた

過去の痛みは

意識に浮上し

やがて癒される。

 

涙が雨のように

心に降り注いで

傷を洗い流していく。