青の光と星

目に見えないけれど、確かにある世界を感じ始めた私の日々について。

『抱きしめてほしい』と願っていた。

私はずっと

気づかないように

してきたのだ。 

 

『抱きしめてほしい』と

願ってはいけないと

言い聞かせていた。

 

こんなにも

求めていたのか?

 

人に触れてもらうことを

抱きしめてもらうことを。

 

こんなにも

傷ついていたのか。

 

人に触れられないことに。

 

『私は

大切な人に

抱きしめてもらうことが

できない。』

 

人に触れることが

怖かった。  

同時にどうしようもないほど

強く求めていた。

けれど

その本音を自分に隠した。

 

私は寂しかった。

本当は

ずっと抱きしめてほしいと

望んでいたのだ。

 

寂しかった。

抱きしめてほしかった。

 

強く抑えつけてきた

痛みが露わになる。