自我の死と再生。
今、ひとつの時代が
死んで
生まれ変わる。
古い自我の死の時を
迎えている。
この自我の猛烈な悲しみ
痛みは
とても幻だとは思えない。
『私は確かに生きてきた』
その感情を軽く見るつもりはない。
寧ろ、とことん見ること
感じることで
その死をようやく見送ることが
出来るのだろう。
『私はいるよ!確かに生きてきたよ!
無視しないで。』
自我は確かに生きていると
言っている。
自我の声が眠りにつく朝方に
『真の姿』が目覚める。
重さも暗さも痛みもない感覚。
『沈黙、空間、大いなる存在、
源、意識、愛』だ。
自我という幻と
戦うのを止めて
幻想から目覚める時。
このぐちゃぐちゃな頭の中も
単に幻であることが
明らかになるのだろう。